Louis Vuittonヴィンテージトランクの持ち手修理
こんにちは!靴鞄修理職店の天草製作所です。
本日は、**Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)**のヴィンテージトランクの持ち手修理についてご紹介します。時代を超えて愛されるLouis Vuittonのトランクは、実用性だけでなく、美術品のような存在感があります。その修理に携わることは、私たち修理職人にとっても特別な瞬間です。
Louis Vuittonのヴィンテージトランクとは?
Louis Vuittonのトランクは、19世紀半ばに誕生し、瞬く間に旅の必需品として世界中で愛されるようになりました。特にモノグラムキャンバスやダミエキャンバスを使用したデザインは、ブランドの象徴として知られています。
ヴィンテージトランクは、しっかりとした木製のフレームに高品質なキャンバスや革を組み合わせた耐久性の高い作りですが、長い年月を経て持ち手や金具部分に劣化が見られることがあります。
修理の依頼内容
今回お預かりしたトランクは、約50年以上前のもので、家族代々受け継がれてきた大切な品とのことでした。
状態:
•持ち手部分の破損
お客様からは、「可能な限りオリジナルの風合いを保ちながら使える状態に復元してほしい」というご依頼をいただきました。
修理工程
1. 状態確認と分解作業
まずは、持ち手と金具部分を慎重に分解し、それぞれの劣化状態を詳しく確認しました。ヴィンテージ品のため、元のパーツを傷つけないよう細心の注意を払いました。
2. 革素材の選定と加工
オリジナルに近い質感や色味の革を選び、必要なサイズにカットしました。その後、革にエイジング加工を施し、トランクの風合いと調和するよう仕上げました。
3. 金具部分のメンテナンス
錆びついた金具を丁寧に磨き、必要に応じて再塗装。可動部分には専用の潤滑剤を使用し、機能性を取り戻しました。
4. 組み立てと最終調整
新しい持ち手を金具と共に取り付け、全体のバランスを確認。最後にトランク全体をクリーニングし、保護剤を使用して美しい仕上がりにしました。
修理後のトランク
修理を終えたトランクは、持ち手の部分がしっかりと復元され、見た目にも使用感にも大きく改善しました。お客様からも「祖父の頃から使っているトランクがこんなに美しく蘇るとは思いませんでした!」と嬉しいお言葉をいただきました。
ヴィンテージ品を修理する意味
Louis Vuittonのヴィンテージトランクは、ただの旅行用品ではなく、持ち主の人生や思い出を刻む特別な存在です。その価値を守り、次の世代へと受け継ぐために、適切な修理とメンテナンスが欠かせません。私たちは、そのお手伝いができることを誇りに思っています。
お手持ちのLouis Vuittonヴィンテージ品も、ぜひご相談ください!
持ち手や金具の修理、内装の補修など、どのようなご依頼でも丁寧に対応いたします。
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