こんにちわ!
季節の移り変わりを肌で感じられる今日この頃ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
クローゼットから秋冬物を出し始めましたか?
お気に入りの鞄なのにクローゼットで眠っているものはありませんか?
ココだけ壊れてしまった・・・ココがもう少しこうなら・・・
そんなお悩みに私達は全力でお応えいたします!
今回はヴィンテージのセリーヌのアタッシュケースを修理させていただきました。
①持ち手作成交換
根元から切れてしまっていた持ち手を、革から芯を作り手縫いによって仕立てさせて頂きました。
オーダーメイドやハイブランドの一部など・・・僅かにですが現在も持ち手には革芯が使われており、
プラスチックや金属の芯も市販されているなか、積み上げた複数枚の革を削り出して成形する革芯は、
コストも時間も掛かる物となります。
その特長は、革ならではの張りのある品の良さと、使っていくうちに馴染む格別な握り心地です。
ヴィンテージのハイブランドの雰囲気を再現できたかと思います。
②持ち手根元のタテカン用ネジ棒作成
タテカンのネジ棒を紛失されてしまったという事で、真鍮の棒材にネジ切り加工と、
ネジ頭のマイナス溝加工を加えて作成致しました。
③ケース内部のステーにフリーストップ機構のついたステーを作成取付致しました。
Before
After
こちらは市販のタスキステーを加工し、ステーの折れ曲がるヒンジ部に特殊なワッシャーを挟み込んだ後、
トルクをしっかりかけたネジを丁寧にカシメ、ご要望のフリーストップとなるトルクステーを
作成致しました。
アマクサファクトリーでは、スタッフ全員で知恵を絞り合いお客様のご要望に最大限お応えできるよう
努めております。
革芯から作るような本格的な持ち手や簡単な金具の作成など、他のお店ではなかなか難しい修理も
まずは是非一度ご相談下さい。
皆様のご愛用の品々が末長く愛されるお手伝いをさせて頂ければ幸いに思っております。