今回のお客様は、筑波市からわざわざご来店くださった女性。
お預かりしたのは、イタリアの老舗ブランド「Fracap(フラカップ)」のレザーサンダル。
しっかりと履きこまれたお気に入りの一足。
「このままではもう履けないけど、手放したくないんです」とのご相談から、今回の修理が始まりました。
ソールも中敷きも、まるごと新しく
今回の修理内容は、
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ソール交換(ビブラム2060)
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中敷きの貼り替え
クラフト感のあるデザインの中にも、
しっかりと快適に歩ける工夫を込めて、仕上げました。
Vibram 2060で、軽さと履き心地をアップデート
新しく取り付けたのは、Vibram(ビブラム)社の2060ソール。
軽量かつクッション性に優れ、屈曲性も高いことで知られる定番ソールです。
シンプルなサンダルのラインに自然になじみ、
レザーの素材感を活かしつつ、足元の安心感がぐっと高まりました。
遠方からのご来店に、心より感謝を
「ネットでいろいろ見て、ここでお願いしたくて」
と話してくださったお客様。
数ある選択肢の中から、
遠く離れた筑波から、わざわざ天草製作所を選んでくださったこと。
本当にありがたく思います。
お渡しのときに見せてくださった、
控えめながらも嬉しそうな表情が、何より印象に残っています。
サンダルがもう一度、活躍する夏へ
靴が直ると、
それは単なる“修理完了”ではなく、
「また履ける」ことへの安心感や、愛着が戻ってくる瞬間でもあります。
これからの季節、またたくさんの場所で活躍してくれますように。
ご来店、本当にありがとうございました。
この夏もまた、心地よく歩けますように。